- 2020年4月3日
- 2020年4月6日
自社サイトのお問い合わせフォームをフォームラン(Formrun)にしてみた

最近、自社サイトのお問い合わせフォームをformrunにしたので、そのきっかけやツールの魅力などをご紹介します。
Contents
お問い合わせフォーム設置作業についてのホームページ制作会社の悩み
ホームページの制作時に設置を求めれることの多いお問い合わせフォーム。
弊社ではお問い合わせフォームを設置する際には、メール送信用のプログラムはこことかここのプログラムを使わせてもらったり、ワードプレスならプラグイン「Contactform7」を入れることが多かったのですが、フォームのバリデーションやファイル添付機能など、毎回同じような作業なのに、修正が必要になるのが何とかならないかな~と感じてきました。
また、サーバ環境によってプログラムが動かない、メールが受信できないなどの問題も発生することがあり、そんな時に限って、お問い合わせフォームの制作にはほとんど予算をとっていなかったりで、見積もり以上に時間がかかったな~。。という思いを何度もしてきました。
そんな問題点が今後はこのフォームランですっきり解決しそうなのです。
フォームランとは
フォームランはWebマーケティングメディア「ferret」などを運営する株式会社ベーシックが提供するお問い合わせフォーム作成ツールです。フォームを作成してくれるWebサービスが数多くありますが、こちらは専門知識があっても、なくても、用途に即したフォームを簡単に作成できる&高機能。
そして無料プランがある!のが特徴かと思います。
サービスを知ったきっかけ
ある案件でフォームを作成するという話がありまして、「オリジナルのデザインを利用できること」「クライアントが簡単にフォーム追加、編集できること」という条件でした。
サイト自体はWordpressで構築していたので、当初はWordpressの「Contactform7」を使おうか?という話になっていましたが、Contactform7は項目などの追加・削除をする場合多少はHTMLやフォームについて知識が必要です。
今回は、ページごとに別々のフォームが必要になるとのことでContactform7では更新が大変そうだな~となっていたのです。
その時に候補に上がったのがシナジーとフォームラン。結局メールマガジンの配信なども行う可能性があるとのことで、シナジーが採用されたのですが、フォーム作成の機能だけを見れば、フォームランのほうが、「お手軽」「お問い合わせの管理もしやすそう」「さらに無料プランあり」と小規模なサイトであれば確実にフォームランのほうがマッチしているなと感じました。
ちょうどそのころ、弊社サイトのお問い合わせフォームへスパムメールが増えており、Googleリキャプチャを入れようかと検討しているときだったため、ちょうどよいタイミングなのでフォームランを試してみたところ、手軽に使えて充実した機能に感動しました。
無料なのに高機能。フォームランここがいい
無料プランでは作成できるフォームの数は3点つまで、ユーザーは1人までという制限がありますが、無料版でも中小企業のホームページのお問い合わせフォームには十分すぎる機能が用意されており、そして高機能なのに操作が簡単。操作が簡単というのは非常に重要ですね。
特におすすめな点としては、以下の通り。
いい感じのフォームが超簡単に作れる
お問い合わせフォームって、ホームページを見たお客さんがコンタクトしてくるコンバージョンポイントなので、ものすごく重要なページではあるのですが、使いやすく・わかりやすくしようと思ったら、大体同じようなデザインになります。
フォームのUI一つ一つについて、突き詰めて考えていけば洗練させていくことはできるのかもしれないのですが、正直そんな細かいことに時間を多くさくよりは、コンテンツを充実させるほうを優先させるべき。
なので、フォームのUIについてはあるレベルに達していればOKだなーと思っているのですが、フォームランはデフォルトのデザインでもいい感じです。
デザインを変更したい場合はHTMLを編集してサイトに埋め込みもできるのですが、管理画面で項目の入れ替えができるのでデフォルトのまま使うのがオススメ。
サンクス画面は自分で用意したファイルに遷移させることもできるので、必須チェックなど入力内容バリデーションもついてるのでコード埋め込みを使う機会はほぼ無いかもしれません。
お問い合わせの管理画面
サイト経由のお問い合わせを管理画面から確認できるようにしたい場合、サーバの用意やシステム開発を行う必要がありますし、セキュリティ面にも配慮する必要があります。
要は自社でシステムを作ろうと思ったら時間とお金がたくさんかかります。
フォームランなら自社でシステムを持つ必要がないので、開発やサーバのコストもかかりませんし、セキュリティ面についても配慮されたお問い合わせ管理機能を利用することができるようになります。
このお問い合わせ管理画面がまたイイです。
届いたお問い合わせの一覧の対応状況に分けて表示できるので問い合わせ返信漏れが無いかを確認できます。
対応のステータスはドラッグで変更可能。この機能も無料。すごい。
Googleリキャプチャが使える
ホームページにお問い合わせフォームを置いたときに発生する問題で一番多いのはスパムメールだと思います。
1日に2~3通であれば気にしなくてもいいのですが、、すこし気持ち悪いんですよね。
もっとも一般的な対策としてはGoogleリキャプチャを導入することです。
ただ、これはプログラムの知識も必要なので制作会社に依頼する必要があります。
(費用はおそらく3万円~くらいかと思います。)
フォームランなら無料プランでもリキャプチャが利用可能なので、導入するだけでスパムの来ないフォームが作成できます。
スラックやチャットワークに通知してくれる
slackやChatworkといったチャットツールの利用やプロジェクトの管理にバックログを利用するようになって、数年前とくらべてメールを見る時間が減りました。
プッシュ通知でお問い合わせをリアルタイムでキャッチできますし、余計な情報が入らないのでお問い合わせを見落とすこともありません。連携機能ありがたい。
有料プランならさらに充実の機能が
有料プラン(4,980円/月)ではさらにフォームの作成数が無制限になり、CSVでのエクスポートも可能になります。
ここまでの機能となるときちんとWebマーケティングに力を入れている会社にならないと使わない機能かなと思います。
従業員10人くらいまでの規模の会社であれば無料版で十分そう。
まとめ
デザインやコンテンツ作り、技術のトレンドを追いかけることに注力するだけでなく、日ごろからIT関連のサービスに関する情報をキャッチアップすることは重要ですね。
Webサービスに関する情報を知っていると、効率的にサイトを制作できるだけでなくクライアントにも高い価値を低コストで提供することができます。
いままでお問い合わせフォームの制作に費やしてきた時間は何だったんだろう。もっと早く知りたかった。