- 2019年11月13日
- 2019年11月25日
GoogleオプティマイズのリダイレクトテストでABテスト中
弊社の定額制ホームページ制作サービスのランディングページをGoogleオプティマイズを使ってABテストしてみたのでツールの使い方や使ってみた感想などをご紹介します。
「Webサイトのデザインはユーザーの行動に影響を及ぼす。」
という仮説の元以下の2パターンのデザインで測定しています。
Aパターン:イラストを使ったパターン
Bパターン:写真を使ったパターン
制作当初はBパターンでデザインを進めていたのですが、導入部分や特徴の説明ブロックで写真が目立ってしまい、テキストが頭に入ってこないという理由から最終的にはAパターンのデザインになりました。Aパターンのほうが本命のパターンなので、読了率はアップする。はず。
デザインによってテキストが頭に入ってくるか来ないか?というのは感覚的な要素ではありますが、この感覚が正しいかどうかを判断するのもABテストの利用方法のひとつですね。
Contents
ABテストに使うツールはGoogleオプティマイズ
WebサイトのABテストツールには様々なものがありますが、もっとも有名なものはGoogleオプティマイズ(GoogleOptimize)かと思います。無料で使えて、高機能かつGoogleアナリティクスとの連携も可能ですので多くのサイトで利用されています。
1.まずは利用登録
Googleオプティマイズ(https://optimize.google.com/)にアクセスす。
利用開始をクリックして規約などのチェックして利用を開始します。
2.最初のエクスペリエンスを作成
開始をクリックしてテストの名前と元となるページのURL、テストのタイプを選択します。
Googleオプティマイズでは通常のA/Bテスト、多変量テスト、リダイレクトテストと3パターンのABテストが利用できますが、今回はデザインが大きく異なるページ間のテストなので、リダイレクトテストを作成しました。
”リダイレクト テストはスプリット URL テストとも呼ばれ、A/B テストの 1 つです。異なる複数のウェブページをテストし、その成果を互いに比較できます。リダイレクト テストでは、ページ内の要素ではなく、URL またはパスでパターンを指定します。デザインが大きく異なる 2 つのランディング ページや、全面的にデザイン変更したページをテストする場合にリダイレクト テストを使用します。”
3.パターンを追加
リダイレクト先のURLを入力します。
今回はBパターンがリダイレクト先なので
https://wdkb.me/service/teigaku/index2.htmlを入力
4.Googleアナリティクスとリンク
オプティマイズの測定結果をGoogleアナリティクスと連携します。
ABテストのページを置いているサイトを選択します。
ここで連携させることで、アナリティクス上(行動>ウェブテスト)でABテストの結果を見ることができるようになります。
5.目標を設定する
AパターンとBパターンの何の数字を比較するか?ということです。
デザインによる影響を調べたいので、セッション時間と直帰数を見ることにしました。
より長い時間見られて直帰率が低い方が良いデザインということですね。
6.タグマネージャーでオプティマイズタグを設定
今回はタグマネージャーでオプティマイズタグを設定しました。
タグマネージャーでの設定方法は以下がわかりやすいかと思います。
https://support.google.com/optimize/answer/6314801?hl=ja
また、上記ページの「ステップ 3: ページを非表示にするスニペットを追加する」は、
リダイレクトされる前に一瞬元のページが表示されることを防ぐための記述ですが、
初期の設定がリダイレクトされるまで4秒かかる設定になっているため、この数値は
適宜変更する必要があります。
7.タグマネージャ-で読了率も計測
また、オプティマイズではセッション時間と直帰率の測定のみでしたが、
タグマネージャーでスクロール距離の測定も行い、よりページ下部までスクロールされるのはどちらのパターンか?も計測しています。
スクロール距離トリガーの設定方法は以下を参照。
https://support.google.com/tagmanager/answer/7679218?hl=ja
2019年11月13日現在、計測2日目なので計測結果については後日アップします。
使ってみた感想
今回はGoogleオプティマイズを利用してみたのですが、ABテストを手軽に実施できてしかも無料ですので、
Webサイトやランディングページの改善に非常にオススメできるツールだと思います。
今回はリダイレクトテストでページ全体のデザインの良し悪しを測定しましたが、
効果の高いバナーを作りたいが、どんなデザインがよいか?
CTAボタンのクリック率を高めるにはどんなコピーがよいか?
などなどサイト運用の悩みの解決に役立ちます。
もしABパターン作るのもGoogleオプティマイズの設定もやってる時間がない!という方は当社にご相談ください。
仮説の設定からランディングページのデザイン、オプティマイズ設定まで丸っと対応させていただきます。