- 2020年7月10日
- 2021年12月16日
Google広告のスマートアシストキャンペーンを使ってみた
弊社サービスのLPでもこれまでにGoogle広告でリスティング広告を出したりしてたのですが、
最近作成したLPでは、Google広告のスマートアシストキャンペーンを使用してみました。
設定が非常に簡単なので手軽に始められて、専門知識はほとんどなくても、リスティング広告を始められるといわれているスマートアシストキャンペーン。
実際に使ってみた感想やオススメできる点などをご紹介します。
Contents
リスティング広告をやりたいけど、時間がかかる問題。
リスティング広告は細かくやりだすととにかく時間がかかります。
Webマーケティングの専属スタッフがいる場合は広告の効果をアップするために、効果を検証してPDCAを回す。ということができるのですが、一人社長の会社や数人規模で、マーケティング専属のスタッフがいない場合はリスティング広告のチューニングに時間を使うより本業のサービスに磨きをかけたり、既存のお客様へ提案をするほうが断然効果が高い。
広告の費用対効果はもちろん重要なのですが、ランディングページを作って広告を出す目的はそもそも仕事を獲得すること。
小さい会社にはリスティング広告の数値のPDCAを回す時間などないといってよいでしょう。
そんな時に手軽に始められるスマートアシストキャンペーン
さらに、リスティング広告を初めてやってみようと思った時、
「どのくらい費用がかかるのかな?」とか「どうやって広告を出すの?」
「キーワード、入札、広告の品質、広告文、CVR・CTRってなんだ?」などなど
専門の知識が続々登場して、なんじゃこりゃ??
となり、仕組みや用語を理解するのにも時間がかかります。
そこで初めてリスティング広告をやってみようという方には、Google広告のスマートアシストキャンペーンは間違いなくおすすめできると感じました。
最大の理由なんといっても手軽なこと。
設定に必要なステップも少ないので短時間でリスティング広告を始めることができます。
「スマートアシストキャンペーン」のよいところ
その1.とにかく設定が簡単
スマートアシストキャンペーンを始めるときに設定することは以下の6つだけ。
これだけでリスティング広告を始められるのです。
1.広告の目的
まずは何のために広告を出すのか?以下の3つの目的から選択します。
・電話問い合わせ
・ウェブからの申し込み
・店舗への来客数増
2.自社の情報
以下の2点を入力します。
・会社名
・自社サイトURL
3.ターゲットとするユーザーの所在地
広告を表示する地域を指定します。
営業エリアが限られている場合などは、自社から半径何キロ以内のユーザーにだけ広告を表示させるよう設定します。
4.キーワードのテーマの設定
どのようなキーワードテーマで広告を表示するかを設定します。
キーワード“テーマ”というだけあって、ここで設定したキーワードでの検索だけに表示されるのではなく、設定したキーワードテーマに関連するワードでの検索にも広告が表示されます。だから類似するキーワードなどを探す必要がありません。
5.広告の作成
広告の見出し、説明文、リンク先のURLなどを登録します。
一つのキャンペーンの中に別々のサービスの広告を入れてもOK。
Googleが検索ワードに合わせて最適な広告を表示してくれます。
6.広告の予算
1日の広告予算を設定します。
広告が複数ある場合、自動的に予算が割り振られます。
もしサービスごとに広告費を分けたい場合は、スマートアシストキャンペーンをもう一つ作成します。
その2.効果の高い広告をGoogleが判断して掲載する。
リスティング広告を運用していく際に、最も時間がかかるのが、広告の効果みてキーワードや広告の文章を調整していく作業です。いわゆるPDCAを回すというやつですね。
この作業をスマートアシストキャンペーンが自動でやってくれます。
マーケティング担当がいないのであれば、社長やスタッフは本業に集中してPDCAはGoogleに任せましょう。
スマートアシストキャンペーンでは、各キャンペーンに 3 つ以上の広告を用意することが推奨されていて、複数の広告の中から最もパフォーマンスの良い広告に基づいてキャンペーンの成果が自動的に最適化されるようになります。
その3.一つのキャンペーンで、さまざまな検索に自動的に対応
通常の検索キャンペーンでは、広告グループごとにキーワードを設定します。
そしてそのキーワードに合わせて広告を登録していく必要があります。
これも非常に時間のかかる作業のひとつ。
スマートアシストキャンペーンでは広告グループというくくりがありません。
キャンペーンにキーワードテーマを登録します。
そこで登録されたテーマによって、広告がどんな場面で表示されるかが決まります。
「キーワードテーマ」は複数の関連するキーワードを含んでいるので、キーワードを考えてリストを作る手間もありません。
例えば
「ホームページ作成」というキーワードテーマを設定しておくと「ホームページ制作 東京」などの検索にも広告が表示される。
キーワードテーマは定期的に見直しましょう
このキーワードテーマの選びは重要なのですが、最初はざっくりで思い付きで設定して、広告が掲載されるようになったら、「キャンペーンの検索フレーズ」を確認して、サービスに関連しない検索フレーズをオフにしましょう。
複数のサービスを展開していて、それぞれのサービスで検索されるキーワードが異なる場合でも、
キャンペーンは一つでOK。サービスごとの広告を用意しておけば自動的に検索にあった広告を表示してくれます。
その4.予算管理もざっくりできる
1カ月の広告予算が5~10万円と予算が少ない場合。
どのように配分するもGoogleに任せてしまいましょう。
スマートアシストキャンペーンではキャンペーンごとに予算を設定するので、もしサービスごとに広告の予算を変えたい場合は複数のキャンペーンを作ることで対応が可能です。
たとえば、金属加工を行っている会社が、金型製作の広告と機械加工に関する広告を使い分けたい場合、それぞれのキャンペーンに別のキーワード テーマ、予算、ターゲットを設定して、各キャンペーンに複数の広告を追加することもできます。
その5.幅広い関心度のターゲットに届けられる。
スマート アシスト キャンペーンは、Googleの検索ネットワークとGoogleディスプレイ ネットワーク(個人のブログなどに貼られているGoogle広告などですね。)の両方に掲載されます(掲載場所を設定することはできません。)
検索結果の場合はキーワード検索をしたユーザーに広告を表示できますが、ディスプレイ ネットワークでは、検索連動ではなくて、いわゆるリターゲティング広告(ブログを見ているときや、YouTubeを見せているとき、モバイルアプリを利用しているときなどに表示される広告)なので、サービスに関心がありそうなユーザーに表示されます。
Goolgeの説明によると
お客様が提供している商品またはサービスの検索を開始する前のユーザーに広告を表示することで、広告戦略全体を効果的に展開できるということです。
とのことですが、検索だけでなくリターゲティングでも広告を掲載できるので顕在層~じゅん層といったより広い層に広告を届けることができるということですね。
スマートアシストキャンペーンのデメリットは?
キーワードをコントロールできない
スマートアシストキャンペーンの一番のデメリットはキーワードを自分で設定できないこと。
スマートアシストキャンペーンではキーワードはテーマに基づいて自動的に設定されます。
これでキーワードを考える手間が省けるので悪い面ばかりでもないのですが、まったく成果につながらないキーワードで広告がでることもあり、ムダな広告費がかかる可能性があります。
成果を確認できないこと
どのキーワードがコンバージョンにつながったのか、広告の成果を確認することができないこともちょっと残念です。
どんなキーワードや広告文がコンバージョンにつながりやすいのか?ちょっと気になることろではあります。
ただ、広告をいじる時間があったら、本業のサービスに磨きをかけろ!というメッセージなのかもしれません。
細かな数字を気にしなくて良いので、その分の時間が節約できるということです。
リードをとっても成約に結びつつかなければ意味がないので、どうやって成約に結びつけるか?といことは、
結局自社のサービスの魅力や営業の力が大きなウェイトを占めています。
リスティング広告を中小企業が自社で、または社長自身が行う場合には「手間ヒマかけない」という方針で実施しましょう。
多少どんぶり勘定でもリスティング広告の効果があればOK。
弊社でも問い合わせが増えてきたら、マーケティング担当を採用するか、リスティング広告の代理店に依頼したいなぁと思ってます!
【10/10追記】Googleの営業さんから電話がかかってきました。
しばらくスマートアシストキャンペーンで広告を運用していたのですが、先月Googleの営業の方から電話がかかってきました。スマートアシストキャンペーンでなくても通常の検索キャンペーンのほうが効率が良いので、そちらを使ったほうが良いよ~とのこと。
ただ、細かく設定するのが面倒なんです。という話をしたところ設定を手伝ってもらえました。
業種にもよるかもしれませんが、自社で検索広告をでやっていると、Googleの営業さんからサポートの電話かかってくるようなので、まずはわからなければスマートアシストキャンペーンでやってみて感覚つかんでからGoogleのサポート受けつつ通常の検索キャンペーンにシフトするというのがよさそうです。
和田工房ではホームページを作るだけでなく、お客さまの会社の規模にあったホームページの活用方法をご提案させていただきながら、経営を支援させていただいております。「ホームページを何とかしたいけど、何から手を付けていいかわからん!」という方、どうぞお気軽にお問い合わせください。(お問い合わせページはこちら)