サブスク型ホームページ制作コラム

  • 2024年5月2日
  • 2024年6月6日

サブスク型ホームページ制作で解決する、Web制作の見積りが高すぎる問題

企業がホームページを制作しようと考えたときに、予想していた金額と制作会社が提示する見積もり金額にはしばしば大きな差異が生じます。予想していた金額をはるかに上回る見積額が提示され、制作を断念したというのはよくある話です。

例えば、クライアントは簡単なホームページ制作が3万円程度でできるだろうと考えたものが、制作会社は20万円がかかると見積もることがあります。このギャップは、クライアントが考える「簡単なページ」とWebデザイナーが考える「簡単なページ」という言葉の認識に大きな差があるためです。

では、この認識の違いとはどのような点かを具体的に見ていきましょう。

発注側が3万円でできると思う理由

例えば、企業のWeb担当者や経営者が、自社の新サービスを紹介するために「簡単なホームページを作ろう」と考えた場合、想定されるWebサイトの内容は、サービスの概要や特徴がテキストや図で掲載され、問い合わせフォームへのリンクがあるといった構成です。

制作会社の視点から見ると、これは「ホームページ」ではなく「ランディングページ」または「製品紹介ページ」と呼ぶ方が適切かもしれません。しかし、発注側にとってはこれらの区分はあまり重要ではなく、単に「ホームページを作る」だったりします。

メールや電話で話をするだけのコミュニケーションが薄い状態では、発注側からのオーダーは

  • 簡単なページ
  • 会社のサービスの情報をテキストと図で掲載したい
  • お問い合わせできるように

という三つの条件のみが伝わります。

さらに、DIYツールやテンプレートの普及により、クラウドソーシングなどで2万円でホームページを作成するというフリーランスも多く存在します。これらの理由から、「簡単なホームページなんだからを3万円で作ってほしい」という希望が生まれてしまいます。

例)クライアントが想像している3万円でできるページ

実際に以下のようなページが制作会社から上がってきた場合、期待はずれに感じる方もいるかもしれませんが、このようなページが欲しいと考えているのが現状です。

Webデザイナーが20万円かかると見積もる理由

一方で、Webデザイナーは「簡単なページ」「会社のサービスの情報をテキストと図で掲載したい」「お問い合わせできるように」というオーダーを聞くと、以下のように考えます。

  • ページのデザインはある程度のクオリティで制作する
  • 写真素材も購入する
  • 図版の制作が必要
  • SEOを意識したリライトが必要か?
  • お問い合わせフォームが必要なので設定や完了画面も必要
  • WordPressで更新できるようにする?

このように、「簡単なページ」「会社のサービスの情報をテキストと図で掲載したい」「お問い合わせできるように」という三つの条件だけでは、デザイナーが考慮する範囲が非常に広くなります。その結果、実際にはクライアントが求めていない(想定していない)作業まで考慮した見積もりを出してしまうことになります。

例)制作会社が考えるページ

簡単なページといわれてもデザインは最低限必要だし、ページを閲覧した人がサービスを申し込みたくなるよう工夫を凝らす必要も…と考え以下のようなデザインをイメージします。

認識のギャップの背景

このギャップの背景には、発注者と制作会社の情報の非対称性とコミュニケーションの不足が大きくあります。しっかりと制作する条件や内容についてヒアリングできていれば情報の非対称性は小さくなり、見積もりの大きなずれは起きないでしょう。また、クライアントが望む成果物は多くの場合、基本的な機能と見た目に焦点を当てています。一方、Webデザイナーはプロフェッショナルなクオリティを提供するために、多くの時間と労力を投入します。

 

サブスク型ホームページ制作では見積もりのずれが起きにくい。

サブスク型ホームページ制作では、毎月一定の費用でホームページを制作・維持するというモデルです。

プランの制作範囲内であれば初期費用がかかりません。このため、クライアントにとって予算が明確になりやすく、費用のギャップが生じにくいのです。見積もりを取る手間も無くなります。

制作する内容がプランの中であらかじめ決まっているためクライアントと制作会社の間で期待値を調整しやすく、情報の非対称性を減少させる効果があります。

まとめ

Web制作の見積もりが予想以上に高くなる理由には、クライアントとWebデザイナーのコミュニケーションの不足、両者の間に存在する認識のギャップと情報の非対称性が大きく影響しています。クライアントが「簡単なページ」として考える内容と、Webデザイナーが考える制作の範囲には大きな違いがあります。

クライアントは、最低限の情報が掲載され、お問い合わせができるホームページをイメージしますが、Webデザイナーはプロとしてのクオリティを持ったホームページを提供するために多くの時間と労力を投入します。このため、見積もり金額に大きな差が生じるのです。

また、DIYツールやクラウドソーシングの普及により、低価格でホームページを提供するフリーランスもいます。しかし、超低価格のホームページ制作ではテンプレートの利用や修正回数の制限など様々な制約があることを認識しておく必要があります。

サブスク型ホームページ制作は毎月一定の費用でホームページを制作・維持するモデルであり、初期費用が抑えられます。これにより、発注する側にとっては予算が明確になりやすく、費用のギャップが生じにくいというメリットがあります。

制作会社にホームページ制作の見積を取ってみたけど、めちゃくちゃ高かった!という方は一度サブスク型ホームページ制作サービスをご検討ください。プランの内容を見て予算の範囲でできそうか?削れる機能やページはないか、検討する材料になります。

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