サブスク型ホームページ制作のメリット・デメリット

中小企業にとって、手軽に導入できるサブスクリプション型のホームページ制作サービスが注目されています。当社でもサブスク型のホームページ制作を提供していますが、サブスク型のホームページをお勧めできる場合とそうでない場合があります。サブスク型のホームページはどのようなサイトに適しているのか?サブスク型ホームページ制作のメリットとデメリットを詳しく解説します。

メリット

失敗するリスクが低い

ホームページ制作をコスト重視で検討される場合、JIMDOやWIXといったホームページ制作ツールで自作したり、ココナラやクラウドワークスなどのプラットフォームで激安価格の業者やフリーランスを見つけることができます。実際、20,000円程度でホームページを制作するサービスもあり、これは私たちのような専門の制作会社からすると鼻血が出るような安さです。Xサーバーを契約された場合は、無料のホームページ制作もついてくるのでそちらを利用してもよいでしょう。

しかし、こういった格安のサービスでは、修正回数に制限があったり、連絡がプラットフォーム上でしか取れなかったりするため、会社の印象を左右するホームページを高品質で制作するのは難しい場合があります。

一方で、サブスク型のホームページ制作サービスは、お客様と長期的な関係を前提としているため、コミュニケーションの頻度が高くなります。良好な関係を築き、サブスクリプションを継続していただくためにも、満足度の高いホームページ制作を目指しています。

そのため、リスクを低減し、より成功する可能性が高いと考えています。

ホームページ公開後に変更したいことがある

ホームページを公開した後に、「こんな情報も入れたかった!」とか、「ここを変更したい!」ということはよくありますよね。

例えば、ホームページが完成してから「Google広告のタグを追加したい」とか、「ポータルサイトに掲載したのでバナーを入れたい」というリクエストをよくいただきます。

そんなとき、サブスク型ホームページ制作なら追加料金なしで対応が可能です。さらに、毎回同じ業者が更新を行うため、サイトの構造を把握しているので対応のスピードも速くなります。

サブスク型ホームページ制作サービスなら、こういった変更や更新も追加料金なしで対応してもらえます。

初期費用の低さ

サブスク型の最大のメリットは、初期費用を抑えられることです。通常のホームページ制作では高額な初期費用がかかりますが、サブスク型なら月々の定額料金でスタートできるため、資金に余裕のない中小企業でも気軽に導入できます。当社の定額制サービスは初期費用0円、月額費用は9,800円です。

「コストを抑えてホームページを作成したいけれど、デザインにもこだわりたい」という事業者様には、サブスク型ホームページ制作は適しているといえます。

サブスク型プランのご利用例

当社のサブスク型ホームページ制作と他社との違いは、企業のビジョンや個性をホームページでしっかりと表現することにあります。サブスク型ホームページ制作をご利用いただき、作成されたサイトの一部をご紹介します。

【制作事例】株式会社一心様

社長さんが元力士、若いスタッフの力と地域密着という特色を表現するため和風テイストで力強い印象を与えられるデザインを採用しました。

https://isshin-agent.com/

【制作事例】KindAgent株式会社様

キャッチコピー「Passion and Innovation」に使用されているシブヤフォントは、渋谷で暮らし働く障がいのある人々と、渋谷で学ぶ学生たちが共同で作り上げた文字や絵柄を元にデザインされたフォントです。Kindagent様のご指定により採用し、そのキャッチコピーとフォントの印象を活かしたデザインを実現しました。

https://kind-agent.co.jp/

【制作事例】株式会社AZ様

会社の個性をだしたホームページにすることをお勧めしたところ、社長様から「好きなネコをモチーフにしたい」というご要望をいただきました。中小企業のホームページには、このような遊び心があってもよいと思います。猫のイラストを使用することで柔らかい印象を与え、採用活動に役立てることを目指してデザインしました。

https://www.azroadstars.co.jp/

継続的なサポートと更新

サブスク型サービスでは、定期的なサポートやサイトの更新が含まれていることが多く、最新のデザインや機能を常に維持することが可能です。これにより、常に最新の状態を保ち、顧客からの信頼性も向上します。

当社のサブスク型ホームページ制作では、月3回までの更新代行を提供しています。

ホームページは事業の成長に応じてコンテンツを追加したり、内容をアップデートすることが必要です。たとえワードプレスで更新可能なサイトであっても、自分で更新するよりもプロに任せたほうが効率的です。ツールの使い方を覚える時間を本業に充てていただくことで、生産性が向上すると考えています。

コストを予測できる

経営者がホームページの改善を考えるタイミングは、主に2つあります。売上が落ちたときと、期末に利益が出そうなので自社の成長に投資したいときです。しかし、実際にはホームページの改善が後回しにされることが多いです。

ホームページは売上が落ちる前に改善するのが理想です。なぜなら、売上が落ちてくると経営者は正常な判断力を失いやすくなるためです。そうなる前に、ホームページをしっかりと整備しておきましょう。

サブスク型のホームページ制作サービスなら、毎月の定額料金でコストを管理できるため、予算計画が立てやすくなります。突然の大きな出費がないため、財務管理がしやすくなります。

デメリット

長期的なコスト

初期費用は低くても、長期的にはトータルコストが高くなる場合があります。月々の支払いが続くため、総額で見ると従来の一括払いよりも高くなることがあります。

ページ数の制限

サブスク型のサービスでは、プランによって作成するページ数が制限されていることが多く、大規模なサイトの制作には不向きな場合があります。当社のサブスク型ホームページ制作も、料金内で対応可能なページ数は4ページまでとなっています。

初めてホームページを立ち上げる際、すでに掲載したい内容が大量にある場合は、ページ数が多いプランが適しているかもしれません。しかし、多くの事業者様にとっては、ホームページに掲載する内容は自社のサービス概要、会社概要、地図、お問い合わせフォーム程度です。

そのため、4ページで十分と考えています。

最低契約年数の縛り

多くのサブスク型サービスでは、一定期間の契約が求められることがあります。解約するとペナルティが発生する場合があるため、長期契約の際は注意が必要です。当社の定額制HP制作サービスも最低契約期間として6カ月の縛りを設けさせていただいております。

サービスの依存度

サービス提供者に依存するため、提供者の経営状況やサービス品質に影響を受けやすくなります。提供者がサービスを終了した場合や品質が低下した場合、代替手段を考える必要があります。

まとめ

サブスク型ホームページ制作は、中小企業にとって初期費用を抑えながら、継続的なサポートを受けられる魅力的な選択肢です。しかし、長期的なコストや契約の縛りといったデメリットも存在します。自社のニーズに最適な選択をするために、以下の比較表を参考にしながら、目的別にどのサービスを利用するか検討しましょう。

目的
とにかく安くホームページを作りたい
→クラウドソーシング
→ココナラ、ランサーズ
メリット
・コストが低い
・多数の選択肢から選べるデメリット
・品質がばらつきやすい
・コミュニケーションの問題が発生することがある
・プロジェクト管理が難しい
デザインにはこだわりたいがコストは抑えたい
→サブスク型ホームページ制作
メリット
・一定の品質が保証される
・コストが予測しやすい
・保守やサポートが充実しているデメリット

・月額費用が継続的に発生する
・期間のしばり

予算をかけて集客もできるようにしたい
→制作会社に見積をとる
メリット
・高品質なデザインや機能が期待できる
・カスタマイズがしやすい
・専門的なアドバイスが受けられるデメリット
・見積の手間
・コストが高い
・納期が長くなることがある

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